パミール高原ツーリング日記(30) [2018/08/03 (2)] クリャーブ~ドゥシャンベ
クリャーブを出てからは両側に広大な畑が広がるルート A385を走る。
単調でいささか退屈なライディングが続いたためかほとんど思考停止状態になってしまい、気が付けば残燃料がかなり危機的な状況に陥っていた。ダンガラという町の郊外でバイクを停めて地図とGPSでガソリンスタンドを確認するが近辺には見つからない。ペットボトル入り予備燃料は前日のパニアケース脱落騒動の後にパニアケースの中身を軽くするために使ってしまい残っていなかった(そもそもクリャーブ経由のルートは本来予備燃料なんて必要ないし)。A385進むか引き返すか思案していたところ、対向車線を走っていた車が停止してドライバーの高齢の男性が何か声を掛けてきた。ロシア語?なので何を言っているのか分からなかったけど「ベンジン!(ガソリン)」と大声で返事すると、「あっちあっち」みたいな感じで指し示してくれた。その指示通りダンガラの町に入るとガソリンスタンドがあり、無事給油することができた。
ドゥシャンベに帰還してから知ったのだが、このつい5日前の7/29にこのダンガラ近辺でチャリの欧米人旅行者4名が殺害されるというテロ事件が起きていた(タジキスタン自転車走者襲撃事件)。事件現場がA385沿いだったのかどうかは分からないが、もしこの事件を知っていたら対向車や後方から車が来る度にビビりまくっていたかも…。
ドゥシャンベの65km程手前の峠道(Shar-Shar pass)を登っていると、湖が見えてきた。
この湖はタジキスタン最大のダムの ヌレークダムのダム湖。
この峠にはトンネルがあるが、トンネルを通らずに峠を登る旧道がある。旧道の方を走ってみたが、大して景色も良くないし面白い道でもないので敢えて通る必要はなかったかな。
ドゥシャンベの20km程東の Vahdat という町で M41 パミールハイウェイに合流。
2時半頃にドゥシャンベのアトラスホテル(Atlas Hotel) に無事帰還。ホテルの中庭に見覚えるのある2台のバイクが停まっていた。恐らく 7/31にワハーン回廊で出会った韓国人ライダーのものだ。彼らもこのホテルに泊まっているのか。
部屋に荷物を置き、服を着替てロビーに下りると、あの韓国人ライダー二人がいた!
向うもこっちのことがすぐに分かってくれた。この時の心境は「また生きて会えて嬉しいよ、ブラザー」とまさに戦友気分であった(^^;)。
韓国人ライダーの一人が「Team 48」というバンダナをくれた。
彼らはイギリスを目指していた(ウラジオストック~イギリス)。このタジキスタンはちょうど中間地点くらいか。彼らの無事を祈る。
単調でいささか退屈なライディングが続いたためかほとんど思考停止状態になってしまい、気が付けば残燃料がかなり危機的な状況に陥っていた。ダンガラという町の郊外でバイクを停めて地図とGPSでガソリンスタンドを確認するが近辺には見つからない。ペットボトル入り予備燃料は前日のパニアケース脱落騒動の後にパニアケースの中身を軽くするために使ってしまい残っていなかった(そもそもクリャーブ経由のルートは本来予備燃料なんて必要ないし)。A385進むか引き返すか思案していたところ、対向車線を走っていた車が停止してドライバーの高齢の男性が何か声を掛けてきた。ロシア語?なので何を言っているのか分からなかったけど「ベンジン!(ガソリン)」と大声で返事すると、「あっちあっち」みたいな感じで指し示してくれた。その指示通りダンガラの町に入るとガソリンスタンドがあり、無事給油することができた。
ドゥシャンベに帰還してから知ったのだが、このつい5日前の7/29にこのダンガラ近辺でチャリの欧米人旅行者4名が殺害されるというテロ事件が起きていた(タジキスタン自転車走者襲撃事件)。事件現場がA385沿いだったのかどうかは分からないが、もしこの事件を知っていたら対向車や後方から車が来る度にビビりまくっていたかも…。
ドゥシャンベの65km程手前の峠道(Shar-Shar pass)を登っていると、湖が見えてきた。
この湖はタジキスタン最大のダムの ヌレークダムのダム湖。
この峠にはトンネルがあるが、トンネルを通らずに峠を登る旧道がある。旧道の方を走ってみたが、大して景色も良くないし面白い道でもないので敢えて通る必要はなかったかな。
ドゥシャンベの20km程東の Vahdat という町で M41 パミールハイウェイに合流。
2時半頃にドゥシャンベのアトラスホテル(Atlas Hotel) に無事帰還。ホテルの中庭に見覚えるのある2台のバイクが停まっていた。恐らく 7/31にワハーン回廊で出会った韓国人ライダーのものだ。彼らもこのホテルに泊まっているのか。
部屋に荷物を置き、服を着替てロビーに下りると、あの韓国人ライダー二人がいた!
向うもこっちのことがすぐに分かってくれた。この時の心境は「また生きて会えて嬉しいよ、ブラザー」とまさに戦友気分であった(^^;)。
韓国人ライダーの一人が「Team 48」というバンダナをくれた。
彼らはイギリスを目指していた(ウラジオストック~イギリス)。このタジキスタンはちょうど中間地点くらいか。彼らの無事を祈る。
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