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パミール高原ツーリング日記(16) [2018/07/31 (4)] ビビファティマ温泉

ビビファティマ温泉はイシュカシムから70km程のTuggoz 村から山手の方に7km上った所にある(下図はOpenStreetMap。なぜかGoogle Mapにはビビファティマ温泉に上る道が描かれていない。)。
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村の中には特に温泉に関する標識や看板等はなく(私が見落とした可能性はある)、しかもずっとスタンディングで走っていてGPSやメーター類の確認が疎かになってしまったので、村を6km程行き過ぎてしまった。

温泉への上り道は狭く急で、車の離合は著しく困難だ。
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前を走る車のペースが遅いので、時々バイクを止めて景色を眺める。
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が、すぐに追いつく。車に近づくと車の中から小さな女の子が「ハロー」と手を振ってきた。車に乗っているのは欧米人旅行者かと思っていたが、タジキスタンの人の様だ。
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温泉の1.6km 手前にヤムチュン砦(Yamchun Fort)という遺跡がある。温泉に入った後で見るので、ひとまず通り過ぎる。
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温泉への上り道の途中に何軒かゲストハウスがあった。
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徒歩で温泉に向かう地元の方をちょくちょく見かけた。徒歩だと麓の村から3時間近くかかるのではないだろうか。
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温泉の直前の広場の様な場所に公衆トイレがある(この写真の右側に写っている塀の奥)。
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右奥に温泉がある(通りすがりの温泉客に確認)。バイクだったら温泉の前に停められなくもなさそうだったが、良く分からなかったので左のゲストハウスの敷地にバイクを停めた。すぐにゲストハウスの女性がやってきて宿泊するのか訊かれたので、宿泊はせず温泉に入った後でここで昼食を取りたいことを伝える。
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ビビファティマ温泉に到着したのは10時半頃だった。バイクのトラブルがあったのでイシュカシムから4時間もかかってしまう。12時までにランガールに到着するのは無理なので、今日はランガールに泊まることに決定。1日で120kmしか進まないというのはいささか不満が残るが、この前々日、前日とハードなライディングが続いたし、時間を気にせずゆっくり温泉に浸かれるのでまぁいいか。
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表から見えるこの建物は受付。といっても入るときは素通りで、温泉から出るときに記名&料金(100円程度)を払う。
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こっちが温泉。
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温泉の雰囲気は日本と全く同じ。湯加減が抜群に良く、あまりの気持ちの良さに本当にもう走りたくなくなる。
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温泉から出た後、ゲストハウスで昼食。お腹の調子に不安があるので、スープ(とナン)だけ。
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お腹の調子を確認しながらゆっくり食べる。食べ終わった後もしばらく休んでお腹の様子を見る(結局 この後 軽く腹を下してしまう)。
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休んでいるとまた走りたくなくなってきた…。ランガールまでは50km程なのでここに泊まっても何とかると思うが、ランガールの先のハルゴシュ峠越えの不確定要素が大きいし、今朝みたいな想定外のトラブルがないとは言い切れないので、やはりランガールまで走ることにする。
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パミール高原ツーリング日記(17) [2018/07/31 (5)] ヤムチュン砦

ビビファティマ温泉から引き返す途中でヤムチュン砦に立ち寄る。
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ヤムチュン砦は今は廃墟となった砦の跡で、ワハーン回廊の最重要観光スポットの一つ(「地球の歩き方」には写真が出ているが、説明はほとんどない)。
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ネットで調べた説明によると、最初に砦が作られたのは紀元前2~3世紀で、現在残っているものは紀元後12世紀頃のもの。交通手段が発達した現在でさえタリバンといったイスラム過激派すらやってこないこの最果ての地で(参:「戦火さえ来ない最果ての地、アフガニスタンのワハン回廊」)、一体何を警戒してこんな砦を作ったのか。
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麓の村から400mも標高が高い砦からの眺めは正に絶景。 緑が広がるパンジ川とその対岸に雄大なヒンドゥークシュ山脈を間近に望む。
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アフガニスタン側を見ているとV字谷の奥へ突撃したくなる。アフガニスタン側を走れないのが激しく残念だ。
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これから行くランガール方面を見渡す。
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砦の中は特に何も残っていない。
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砦から温泉方面を見た眺め(ここからは温泉は見えない)。この砦を守っていた兵士達も温泉に入っていたのだろうか。
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ヤムチュン砦に関するページ

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パミール高原ツーリング日記(18) [2018/07/31 (6)]

12時半頃にヤムチュン砦を出発。ぐねぐね道を下り、再びパンジ川沿いの道を走る。
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Tuggoz 村から6km程の場所に黄色い家の給油所があった。イシュカシムで給油してから90km程しか走っていなかったが、念のためここで給油。5L注文したがバイクには3L程しか入らなかったので2Lはペットボトルに入れる。

ごついライディングウエアのせいで私が暑そうにしていると、旦那さんがコップに水を入れて持ってきてくれた。生水は危険なので遠慮したのだが、「パミールの湧き水だよ!おいしいよ!」と強く勧めてくる。結局ここでもおもてなし攻撃に負けて飲んでしまった。

幸いにも、この水(おいしかった)でおなかの調子を崩すことはなかった。


時間的に余裕があるので、40km/hくらいでのんびりと走る。ワハーン回廊沿いには、ヤムチュン砦以外にも山手の方にいくつか遺跡がある。今から考えるとどれか一つくらい立ち寄れば良かったのだが、事前の調査不足もあって全て素通りしてしまった。

ランガールの15km程手前にも景色が良い場所があった。
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山の迫力度はここが一番かな。
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この写真は今回のツーリングの中でお気に入りの一つ。凄い山奥で撮ったように見えるが…。
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実はこの川沿いで撮っていた。
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2時過ぎにランガールに到着。

日の丸が描いてある建物があった。
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診療所と思われる。
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パミール高原ツーリング日記(19) [2018/07/31 (7)] ヨドゴールゲストハウス

14:30に西遊旅行さんのツアーで使われているというヨドゴールゲストハウス(Yodgor Guest House)に到着。
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個室を希望した所、ベッドが3つある大きな部屋を一人で使わせてもらえた。一泊2食付きで15ドル。夜はベッドに備え付けの毛布だけでは寒く、シュラフに包まって寝た。「イモトのWi-Fi」はここでは使えなかった。ここのオヤジさんはイシュカシムの GUEST HOUSE "REN" のオヤジさんと知り合いとのこと。


部屋に荷物を置くと、食堂でお茶を振舞ってくれた。

食堂の柱に7~8名の名前と2018年7月8日と日付が書かれた日の丸が掲げられていた。
「サイユンのツアーだよ」
オヤジさんが言う。

一瞬 サイユン?と思ったが、西遊旅行さんのことだ。「さいゆう」を「サイユン」と発音するとは変わった訛り方をするな…と思って帰国後調べたら、西遊旅行の海外法人(の一つ)の名前が「SAIYAH」 で、ロシア語では H の発音は N になるので「サイユン」となるのであった。

このオヤジは茶色の瓶の飲み物を飲んでいた。もしかしてそれは…。
私の視線に気づいたオヤジが言う。

「ビール飲むか?」

(やっぱビールかよ…) いや、いいよ。ちゅうか、あんたムスリムだろ。ビールなんか飲んでいいのか?

「ビールはいいんだよ。ボトルはだめだけどな。」

(ボトル?ウィスキーとかウォッカとか、強い酒のことか?)

「今日の様に暑い日はビールが最高だな!」

(タリバンに聞かれたら殺されるぞ…)

「だけど冬はビールはだめだな」

(この辺は冬はめっちゃ寒いらしいもんな)

「冬はウォッカに限るね。」

おい!


イシュカシムの売店で買った瓶ビールが飲まずにあったので このオヤジにあげた。

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Author:vfr800hu
元々は'06 北海道ツーリングを現地からレポートするために始めたブログ。今は、1に景色、2にソフトクリーム、3に温泉で回ったツーリングの記録。
更新頻度が極めて低いので気長によろしくお願いします。

2011年7月29日~8月27日の約4週間、オーストラリアをツーリング(シドニー~ダーウィン、9000km)

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