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[2016Australia (31)] 10/1 Across Australia Tour, Day 9 (1)

Across Australia Tour 9日目。今日からツアー後半戦。

今日はいつもよりのんびりしていて、07:15に起床。快晴で寒くないが風が強い。
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08:00に朝食。猛烈にハエにたかられる。ハエは日の出と共に湧いてきて、日没で活動停止する。Across Australia Tourの朝が早いのは、ハエが活動し始める前に出発するというのも理由の1つ。

ハエ除けのネットを持って行ったのだが色が白だったので、ネットをかぶると視野が白っぽくなってほとんど前が見えなくなってしまった。マグナスとウェンディの様に黒いネットでないとだめだな。
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朝食時に流れていたラジオのニュースによると、シンプソン砂漠の出口の町 Birdsville 周辺は水深が最大 1.6m の洪水らしい…。


08:55に出発。
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メアリーベールロードを北上、アリススプリングスを目指す。フィンケデザートレースのレースコースが並走しているが、午前中は南向きにしか走っていけないので、今回は走ることができない。

オフロードバイクを積んだピックアップトラックがいた。レースコースを走るのかな。
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走ること30分、35km程北上して、アリススプリングス空港近くのT字路で停止。サポートトラックの到着を待つ。ここから数100m走ると スチュアートハイウェイ (Stuart Highway。オーストラリアの真ん中を縦断する幹線道路)だ。
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サポートトラックの先導でスチュアートハイウェイに入り、アリススプリングスへ向かう。

飲料の補充に加え、スティーブがGoPro を買いたいということで、アリススプリングスの Woolworth (オーストラリア最大手のスーパー。めちゃくちゃでかい。)に立ち寄り、しばし自由行動。
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私もカメラ屋に行ってツアー5日目に破損してしまったレンズフィルターを購入。店の人が砂埃で汚れていたカメラを清掃してくれた。ありがたい。

2階にある有料トイレに行くと、入り口にいた黒人?(たぶんアボリジニではない)の徴収係の人が「Japanese?」「コンニチハ、アリガトウゴザイマシタ」と声をかけてきた。広島に友人が住んでいるとのこと。今回の豪州訪問で日本語で話しかけられたのは唯一この時だけだった。少しでも日本語で挨拶してくれると、やっぱ嬉しい。他に広島に友人がいると話していた。

Woolworthを出た後、ガソリンスタンドで給油。トラック、バイクだけでなく、ポリタンにも補充。
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給油を済ませるとアリススプリングスの南に少し戻って、マクドネルレンジ(MacDonnell Ranges)山脈沿いの Ross Highway を東に走る。

メアリーベールロードを走っていた時は雲が多かったのだが、再び青空が広がってきた。
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緑が綺麗で爽快だが、時速100kmで走るマグナスのサポートトラックに付いていくのが大変。
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[2016Australia (32)] 10/1 Across Australia Tour, Day 9 (2)

Ross Highwayに入ってから70km程の地点で左折してBINNS TRACK に入る。
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BINNS TRACKという名前には憶えがある。2011年の単独ツーリングの際、マウントデアからアリススプリングスに向かうのに走った道が BINNS TRACK だった。シンプソン砂漠の西側のヘリに沿って南北に走る道で、マウントデアを出発して8時間、300kmもの間、誰も見かけなかったという超過疎ルートであった。アリススプリングスが終点かと思っていたのだが、まだその先があったのか…。

BINNS TRACK入ってからはバイクが前を走る。前半はマクドネルレンジ山脈越えのアップダウン・ワインディングが多いダート道を走る。
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楽しい道なのだが、所々で水たまりを見かけた。ツアー初日に雨に降られて以降は、雨も雨の痕跡も一切なかったのだが、もうこの辺りは降雨エリアなのか…。。
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ワインディングを登り切ると、美しい草原が広がっていた。
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景色は最高に良いのだが、所々路面が水を含んでかなりゆるくなっており(上の写真で土の色が濃い部分が水を含んでいる)、ハンドルを取られないように気を使った。

時々停止してマグナスの到着を待つ。
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牧場の中を走る。
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一見何ともなさそうな道だが、かなり路面がゆるく、泥道の一歩手前で結構危険。
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12:00、林の中で昼食。日差しがきつく、かなり暑い。
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昼食の場所のすぐ先に大きな水たまりがあった。泥水が跳ねないようみんなゆっくりと水たまりを走っていたのだが、なぜかブライアンだけ猛スピードで水たまりに突っ込み、泥水を全身に浴びていた。
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動画。



昼食後もだいたい30分毎に停止し、マグナスの到着を待つ。 20161001_141334_Day9.jpg

景色は雄大なのだが、道が湿っぽいのが気になり、すっきりした気分で走れない。
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14:30。再び停止。
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スティーブのKLRに取り付けられた ipad。カーナビと遜色ない。
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ipadの大画面と比べると、私のGPSは激しく見劣りする…。
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道だけでなく、なんか景色も湿っぽい。同じ緑にしても、西オーストラリア州のカラッとした感じとはなんか違う…。
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15時頃に山岳地帯を通り抜けて平地に出る。
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マグナスの先導でここに来たのだが、すぐに移動してしまい何があるのか良く分からなかった。
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ツアー2日目のキャンプ地で見たような、金の採掘跡の池に立ち寄る。
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[2016Australia (33)] 10/1 Across Australia Tour, Day 9 (3)

16:45 にキャンプ地に到着。地面は湿っぽいし、風が強く、雲が多い。なんか雨が降ってきそうな不穏な天気…。
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雨が降ることを想定して、テントをブルーシートのぎりぎり端に立てておいた。万が一雨が降ってきた場合は、ブルーシートの左側を折り返してテントの上に被せる。
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チェーンに給油するマグナス。2日に一回くらいの割合で、エンジンオイルの補充やチェーンの給油をしていた。
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スティーブにGoProの使い方を指南するマグナス。
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かなり蒸し暑いのでTシャツでいたら蚊の猛攻にあう(なぜかハエは全くいなかった)。日本から虫よけスプレーを持ってきていたのだが、全く効かないので全身ボコボコに刺されまくった。
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今日の夕食メニューは牛肉がたっぷり入ったチャーハン。おいしい。
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明日の朝食は05:00(日の出は06:30)。これから4日間の行程(本来はシンプソン砂漠を横断している)は全くの未定とのこと。

就寝時、テントに蚊が入ってしまい発狂しそうになったが、なんとか駆除できた。テント内は暑く、一晩中シュラフに入らなかった。


本日の走行距離: 278.6km
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10/1の ルート(写真付Google Map

[2016Australia (34)] 10/1 Across Australia Tour, Day 9 (4)

夜中。

恐れていた通り、雨が降ってきた。急いでテントから出てブルーシートの半分をテントに被せる。さらにツーリングバッグからサバイバルシートを取り出してブルーシートの上に掛けておいた。ツーリングバッグやブーツはトラックの下に移動させた。

雨は降ったり止んだりで、時々星が見えることもあった。

04:30頃、突如、雨と風が強くなる。テントの天窓を開けて腕を出して、ブルーシートとサバイバルシートが風で飛ばされないよう支えながら寝る。

[2016Australia (35)] 10/2 Across Australia Tour, Day 10 (1)

Across Australia Tour 10日目。雨。

05:00に起床。小雨の中、朝食を取る。激しく憂鬱。
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幸い出発する頃には雨はほとんど止んだ。
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06:00に出発。昨日来た道を少し引き返すのだが、最初に出発したアラステアがそうとは知らず逆方向に行ってしまう。アラステアを連れ戻しに、スティーブが追いかけていった。
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マグナスに状況を説明。
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幸い 10分程でスティーブとアラステアは戻ってきた。
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キャンプ地から8km程走った所で Plenty Highway という幹線道路に出る。僅かながら晴れ間も見えるが、全般的に雲が多く、時々雨がぽつぽつと降ってくる。
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前を走るアラステアのタイヤの跡がくっきりと路面に残っている。それだけ路面がゆるいということだが、いつも通りの時速80~90kmで走行。
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キャンプ地から77km、 Atitjere という集落の前で停止、マグナスを待つ。
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スティーブの ipad で現在地を確認。
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5分ちょっとでマグナスも追いついてきた。「次はこっちに行くんだよな」とわざと逆方向を指すアラステア。この逆走ネタは彼の持ちネタ(?)として定着する。
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泥(濃い茶色の部分)を避けるために道の右側を走ることもあった。中々左側に戻れず対向車が来ないか心配になることもあったが、この日は丸一日 Plenty Highwayを走って見かけた車は2~3台だけと、対向車が来ることはまずなかった。
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8時半頃になって日が差してきた。レインコートを脱ぐ。
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キャンプ地から210km、9時半頃にJervois Station で給油。
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なぜか店の壁面に日本語で「店屋 ジャーヴォイス」と書かれていた。そんなに日本人観光客がやってくる様な場所とは思えないのだが??。
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09:50、Jervois Stationの近くでモーニングティー。今日の様に気が滅入る状況では、いつにも増してモーニングティーがありがたい。
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[2016Australia (36)] 10/2 Across Australia Tour, Day 10 (2)

モーニングティー後もひたすら Plenty Highwayを走る。時々大きな水たまりもあったが、路面のコンディションもだんだん良くなってきた。
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キャンプ地から295km、11:40、Three Range Views という場所でマグナスを待つ。
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アフリカのサバンナの様な光景だな。
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この辺りに生えている草はMitchell grass という植物だそうだ。
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Three Range Views を出発してしばらく走ると、空が雲で覆われ、再び路面のコンディションが悪くなってくる。

スタンディングで時速90km程で走行中、一見なんでも無いところで突然フロントタイヤが左に3m程横滑りし、リアタイヤが右に流れる。とっさのことで体は全く反応できなかったのだが、くるぶしグリップ(足首でバイクを挟み込むこと)をガッチリきめていたので、一瞬カウンターを当てるような感じになってリアタイヤがぎゅっと地面を食った後、またもと通り直進してれた。結果的には何事もなかったが、今回のツーリングで一番危険な瞬間だった。もし少しでもアクセルを緩めていたら(まぁそんな反応をする余裕は無かったが)ハイサイドで吹っ飛んでいたに違いない。

そのあと少しペースを落として走っていると、今度は道全体が泥と化している場所で、車が走った跡の深い轍に捕まってしまう。轍の中をぎりぎりバランスを保ちながら60km/h程で走っていると、前方で轍があり得ない角度で左に曲がっていた(多分その車が左にスピンした)。「ちょっと待て~!!」と心の中で叫ぶも、40km/h くらいで轍のヘリに乗り上げ、左側に激しく転倒。一面深い泥だったおかげで バイク・身体ともダメージ無し。ただ、ヘルメットの頭頂部に付けていたビデオカメラのベースの両面テープが剥がれてしまい、ビデオカメラが脱落してしまった。


バイクを起こして再出発してしばらく走ると、他のメンバーがマグナスを待って休止していた。
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クヌートが撮ってくれた写真。バイクもウェアも泥だらけ。
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(photo by Knut.)

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更に少し先で昼食。この昼食中も蚊の襲撃に会いボコボコに刺される。他のメンバーはそれ程蚊に悩まされている様子はない。日本人の血は美味しいのか?
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キャンプ地を出発して432km、14:40にノーザンテリトリー州とクイーンズランド州の境界に到着。このツアー最後の州に突入。ここから Plenty Highway は Donohue Highway という名前に変わる。
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後ろの青い看板にある「Min Min light」とは、この先のブーリア(Boulia)という町の近辺で目撃された正体不明の光のことだそうだ。
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[2016Australia (37)] 10/2 Across Australia Tour, Day 10 (3)

州境を越えてからもコンディションの良くない道が続く。ふとした拍子にハンドルを取られ、突然蛇行してしまう。他のメンバーの走った跡の轍も蛇行していて、悪戦苦闘している様が想像される。


スティーブのバイクがこっちを向いて止まっていた。大回転して転倒したか。
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フロントカウルを酷く破損して、スティーブは悪態を付きまくっていた。
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少し先で待っていた他のメンバーと合流。スティーブのKLRはハンドルやフロントフォークも歪んでしまっていた。
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ダメージが激しく走行が困難なため、予定よりも早くキャンプに入る。
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今日も随分湿っぽい感じの場所でブッシュキャンプ。風が強く、空気がぬめっとしている。空は一面雲で覆われていて、また雨が降りそうな気配…。
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フロント回りを大きく破損したスティーブのKLR。マグナスとスティーブの懸命の修理により夕食までに直っていた。
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スティーブのipadは無残にも折れてしまっていた。驚いたことにこの状態でも問題なく動作していた。ipad恐るべし。
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昨日と同じくブルーシートのぎりぎり端にテントを設営。
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木が湿気っているので中々火が付かない。
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今日のメニューはチキンカレー(2度目)。とてもおいしい。
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何かと気が滅入る一日だったので、しっかり食べて気力を付けねば。
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西の地平線ぎりぎりに空が見えていた。明日は晴れてくれるかな…。というか、晴れてくれ。まじで。
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20:00頃に雨が降ってきたのでテントに戻る。ブルーシートをテントの上にかけ、風で飛ばされないよう紐で結んでおいた。このおかげで安心して眠れた。テントの中は暑く、シュラフに入る必要はなかった。

明日の朝食は06:00。


本日の走行距離: 493.5km
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あんなコンディションの悪い道を500km近くも走っていたなんて、ちょっとびっくり。


10/2の ルート(写真付きGoogle Map)

[2016Australia (38)] 10/3 Across Australia Tour, Day 11 (1)

Across Australia Tour 11日目。晴れ!

06:00起床。まだ暗く、所々星が見えた。気温はそれ程低くないが、風が強く少し寒く感じる。

美しい朝日を見ながら朝食。これなら今日の天気は問題ないだろう。
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出発前の様子。
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今日は引き続き Donohue Highway を走って ブーリア(Boulia)を目指す。

天気も景色も最高に良い。カンガルーもちょくちょく見かけた。
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広大な草原の中を走る。
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路面のコンディションは昨日よりも悪いところがちょくちょくあった。でも昨日と違って「なにこれ怖い、めっちゃ楽しい」という感じで全然苦にならなかった。やっぱ天気は重要だ。
(動画)



調子よく走っていたら深い泥の轍にはまり込んでしまう。そのまま進んだら途中でスタックする恐れもあるのでバックして脱出しようとするが、バイクをいくら引いても少しも下がらない。
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どうにもならないのでとりあえずエンジンを再始動して前に進むと、何とかスタックせずに脱出できた。
(動画)


後からやってきたクヌートは、泥の中で立ち往生している私を見て道路の右の草地へ回避したのだが、草の中に隠れていた大きな石に乗り上げて転倒、右足首を負傷してしまう。私も何度も草地の方に回避していたが、道を外れるのはやっぱ危険だ。


1時間程走ったところで休憩。バイクもサポートトラックも泥々。ここに来るまでに、スティーブ、ブライアンも転倒したとのこと。
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私が知る限りでは、アラステアはこのツアーで一度も転倒しなかった。オフロードライディングが上手という訳ではないが、常に堅実な走りをしていた。

休憩後、「50km先で停止」ということで再出発。

私は時々止まって写真を撮っていた。
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私が写真を撮っているとほとんどの場合サポートトラックに追いつかれるのに、今回は来ない。ブライアンも私の後ろにいるはずだが、彼も来ない。何か変だった。

[2016Australia (39)] 10/3 Across Australia Tour, Day 11 (2)

09:15、大きな水たまりを避けようと道の左側の泥の方を走った所、途中でスタックして全く動けなくなってしまう。
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この泥は30〜40cmと深い上に強烈な粘着質。泥に埋まった足を抜こうとすると、オフロードブーツから足がスッポ抜けそうになる。当然人力ではバイクは微塵も動かせない。
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さっきのクヌートの転倒で「道を外れるのは危険」と認識したばかりなのにやっちまった。

後続のマグナス、ブライアンを待っていたが15分経っても来ない。やっぱブライアン、もしくはブライアンのバイクに何か問題が発生したな…。

いずれマグナス達は来るので待っていれば良いのだが、先行するアラステア、クヌート、スティーブを待たせるのも忍びない。泥を掘って自力での脱出を試みることにした。周囲を探しても木片等スコップの代わりになるようなものがなかったので、グローブにビニール袋をかぶせて掘り始める。

ランセリン砂丘でスタックした時に何度か砂を掘っている[YouTube]が、その時よりも遥かに大変だった。足が泥に埋まって思うように動けないし、掘った周囲の泥が流れ込んでくるのできりがない。

泥を掘り始めて1時間、10:35頃に反対側から2台の車がやってきた。車から下りてきた男性と女性が泥と格闘している私を見て「助けが必要か?」と声をかけてくれた。

ありがたい申し出だが、いずれマグナスが来るのでわざわざ彼らに助けてもらうのもなんか申し訳ない。とりあえず彼らに事情を説明する。

豪州横断のバイクツアーに参加しているんだ。前の方で3台のバイクを見なかった?(「見た」とのこと) 彼らも同じグループだ。後ろにサポートトラックがいるのだが、1時間以上待っていても来ない。後ろのメンバーに何かトラブルがあったのだと思う。でもいずれ来るはずなので、サポートトラックが来たら何とかなると思う。


すると男性が無言で車に戻り、靴を脱いで裸足になったかと思うと、チェーンとロープを持ってずぶずぶと泥の中に入っていった。ロープを私のバイクのフロントフォークに回して、チェーンを女性に渡す。女性も無言でチェーンを車の後部に取り付け、運転席に入っていった。

急いでヘルメットを取りに戻り、装着してバイクにまたがる。
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バイクの向きとけん引する向きが一致していなかったので、けん引を始めたらすぐに転倒。泥の抵抗が大きく、力の向きが少しでもずれていると前方向の力が横向きに転換されてしまう。
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バイクを起こす。この頃にブライアンが到着する。
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粘着質の泥をかき分けて進むのは車でけん引しても困難だった。バイクが転倒しないようにゆっくり進む。
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何とか脱出に成功!
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何度もお礼を言う。握手をしたらすぐに去っていった。
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2台の車と入れ違いでマグナスが到着。
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先程去った2台の車が泥の中でスタックした私を助けてくれたことをマグナスに説明する。

マグナス曰く

「車とバイクと人が群がっていたので事故でもあったのかと思ったよ。俺のツアーでバイクでバイクを牽引したことはあるけど、車でバイクを牽引したのは初めてだ。」
「Keep on the road.」


しっかり写真を撮っておくマグナス。
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乾いた泥はレンガの様に固くなっていた。「俺が泥を落としておくから、出発の準備をしろ」とマグナス。本当にゴメンよ。
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動画



11時にようやく再出発。11:25に40km先でアラステア達と合流。彼らは2時くらい待っていたはずだ(しかも日陰が全くない場所で)。私より先に再出発したブライアンが状況を伝えていた。ちなみにブライアンはバイクが動かなくなってしまい、サポートトラックの後ろに積んでいた予備のバイクと交換していたので遅くなったとのこと。燃料を抜いても140kgくらいあるバイクを人手で積み下ろしするのは大変だったであろう。

[2016Australia (40)] 10/3 Across Australia Tour, Day 11 (3)

12:00、とても景色の良い丘でモーニングティー。
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マグナスによると、(エルニーニョが発生せず)降水量が少ない例年だとこの辺りも赤茶けた荒野で、この様な美しい草原を見られるのは滅多になく運がいいとのこと。
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ユララでシンプソン砂漠横断を断念すると聞いた時はこのツアーを続けても意味がないと思ったが、この景色を見ているとこの迂回ルートも悪くないと感じた。
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13:20、ブーリア(Boulia)に到着。

ガソリンスタンドで給油&缶飲料の補充。
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私とスティーブのバイクの汚れ方が尋常じゃない(^^;)。
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キャラバンパークへ。ユララ以降ブッシュキャンプ続きで、4日ぶりのキャンプ場。
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久しぶりにシャワーを浴びる。洗濯も済ませる。
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連日の雨でテントが湿っぽいので、テントの裏側やマットも干しておく。
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キャンプ場のすぐ隣に川があったのでブーツを洗ったのだが、あまりきれいにならなかった。
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時間があるのでブーリアの町を散歩する。
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途中でバイクに乗ったマグナスとすれ違う。町はずれにロードトレインの洗車場があり、そこでバイクを一台一台洗車していたとのこと。おかげで泥だらけの私のバイクもめっちゃ綺麗になっていた。
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週末でもないのに(今日は月曜日)、図書館、郷土博物館、売店など全て閉まっていた。いくら小さな町とは言え過疎りすぎだろうと思ったら、今日は祝日(勤労感謝の日)なのであった。

ブーリア周辺の説明。
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帰りにガソリンスタンドの売店で虫よけを購入。


夕食時に虫よけを使ったら、驚く程に効果てき面だった。2匹の蚊が寄ってきたのだが、肌から5cmくらいの所をうろうろ飛んでいて、それ以上近寄ってこなかった。日が沈んで肌寒くなったのでジャージを着ると、途端に蚊に襲撃された。ジャージの上に虫よけをスプレーしたら、また寄ってこなくなった。
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今日のメニューはマカロニ。おいしい。
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夕食後のデザートにケーキが出た。
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ちょっと焦げ目が多いけど、これも美味しかった。
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夕食後、他のメンバーがテントに戻った後も、一人で火のそばにいて洗濯物を乾かす。空は雲一つなく、満天の星空だった。

22:00頃にテントに戻る。今日は少し寒い。シュラフに入って寝る。


10/3の ルート(写真付きGoogle Map)
走行距離: 190km
プロフィール

vfr800hu

Author:vfr800hu
元々は'06 北海道ツーリングを現地からレポートするために始めたブログ。今は、1に景色、2にソフトクリーム、3に温泉で回ったツーリングの記録。
更新頻度が極めて低いので気長によろしくお願いします。

2011年7月29日~8月27日の約4週間、オーストラリアをツーリング(シドニー~ダーウィン、9000km)

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