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オーストラリアツーリング日記:2日目(8/1,月)

今日はストックトンビーチに遊びに行く。

キャビンを出ると、なぜかニワトリがいた。




先ずはストックトンビーチの Entrance Permit を入手するために50km程離れたポートスティーブンスのインフォメーションセンターへ向かう。

ストックトンビーチのすぐ横を走るネルソンベイロード(Nelson Bay Road)。一般道だが制限速度は時速100km。DR650で時速100kmは結構つらい。



インフォメーションセンターの係の方に、「バイクでビーチに入るためEntrance Permitを入手したい」と伝えたところ、バイクではビーチを走れないと言われる。禁止されているのかと思ってよく聞いてみると、4輪駆動車やサンドバギーの様にタイヤが太い車両でないとビーチで走るのは無理という。とりあえず「オフロードバイクだから大丈夫」と言ったら、通じたのかどうかはかなり怪しいが Entrance Permit はビーチのすぐ近くのBP(British Petroleum, ガソリンスタンド)で買えると教えてくれた。

10km程引き返してアンナベイ(Anna Bay)のストックトンビーチ入り口へ。BPはすぐに見つかった。




以前から砂丘を疾走してみたかったので、ストックトンビーチは今回のツーリングで最も楽しみにしていた場所の一つだ。また、バーズビルでのBig Redアタックの練習という意味もある。

が、エントリー 533に書いたとおり、サンドライディングは予想以上に困難で、全く歯が立たなかった。

サンドライディングではタイヤの空気圧を抜いて接地面積を稼ぐのが鉄則であるが、今回のツーリングで私はタイヤの空気圧計を持っていなかったので、タイヤの空気を十分に抜くことができなかった(空気の抜き過ぎはそれはそれでパンク等のトラブルの元なので)。空気圧計を持っていかなかったのは大失敗であった。国内ツーリングでは常備しているエーモンのペンシル型空気圧計を持っていかなかったのは痛恨の極み(空気入れはレンタルバイクの工具セットに含まれている)。

ビーチからの帰り、BPでタイヤの空気を補充。

今日の有様ではBig Redアタックにかなりの不安が残るな、、。



夕飯はGPSに登録されていたシーフードレストランに行こうとしたのだが、見つからなかったので結局宿の近くのマクドで食べた。無線LANが使えたので、ブログに書き込み[479]





オドメーター:40336.6km~40492.2km
走行距離:155.5km。
朝食:ピザの残り(ニューキャッスル)
昼食:BPで買ったスナック (ニューキャッスル)
夕食:マクド(ビックマックセット7ドル, ニューキャッスル)
宿泊:BEST WEST MOTOR VILEDDGE (ニューキャッスル、連泊)

8/1のルート(写真付Google Map
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theme : ツーリング
genre : 車・バイク

オーストラリアツーリング日記:3日目(8/2,火)

いよいよ内陸部へ向かって走る。今日の目標は540km先のナインガン(Nyngan)。今日のところはまだオンロードのみ。

朝7時過ぎに起きたものの、荷物の整理・バイクへの積載で手間取ってしまったため、出発が10時近くになってしまった。早くも死亡フラグが立つ。



まずは380km先のダッボー(Dubbo)を目指す。ニューキャッスルからダッボーへはゴールデンハイウェイ(GOLDEN HYW) で一発で行けるのだが、GPSのルート設定を誤ったためシドニーに向かいそうになる。これで30分以上無駄にしてしまった。道路標識の地名を見てもさっぱりわからないので、どうしてもGPSのナビゲーションに頼りがちになってしまう。 また、GPS の地図の設定をトラックアップ[516]にしていたので、誤りに気付くのが遅れた(東西南北どちらに走っているのかが分かりにくい)。

ゴールデンハイウェイを目指して迷走。


途中、10km程のダートに入り込んでしまう。オンもオフも全く関係なく走れるな、このバイクは。

なんとか無事ゴールデンハイウェイに入る。なだらかなアップダウンが続く丘陵地帯を延々走る。



サンディーホロー(Sandy Hollow)という小さな町でガソリンスタンドに立ち寄り、昼食をとる。午後1時近いのに、まだダッボーまでの半分も来ていない。まずい。

時間があればこういう何もない町にも泊まってみたいのだが、、。

NSW(ニューサウスウェールズ州)の道でちょくちょく見かける「STOP, REVIVE, SURVIVE」の標識。最初の「STOP」が韻を踏んでいないのが惜しい。



ダンドゥー(Dunedoo)という町で給油。既に午後3時。日がだいぶ傾いてきたが、ダッボーまでまだ90kmある。この分だと今日中にナインガンは難しいか、、。



ダッボーに着いたのは午後4時半過ぎ。ニューキャッスルからの380kmに7時間もかかってしまった。



ダッボーから先がいよいよアウトバック。日没が近づいていたが、160km先のナインガンを目指して走り続ける(60CSxは日の出、日の入り時刻が分かるのがありがたい)。

ナロマイン(Narromine)からはほぼ直線の道が続く。制限速度は時速110km。前を走るトラックのテールランプだけを見つめて黙々と走る。対向車線にヘッドライトの光が見えてからすれ違うまでに10分くらいかかったことがあった。相対速度が時速180kmだとしたら、30km先から見えていたことになるな。




日が沈んで約1時間、18:30に無事 ナインガン に到着。寒い。真っ暗で町の様子が全く分からない。GPSに登録されているホテルを2、3件回ってみたが、見つからない。町の中心部と思われる方向に進むと「THE COUNTRY MANOR MOTOR INN」というモーテルがあったので、そこに飛び込む。


悪くない部屋であった。

宿に着いたらノートPC(に接続したUSB-HDD)に写真、動画データをコピー、各種バッテリーを充電するのが日課。D300s, GoPRO, Xacti, Finepix と4台分あるので面倒い(Xactiはほとんど使わなかったし、途中でお亡くなりになったが)。

夕飯、朝食を買うために宿の近くのスーパーへ。レジのお姉さんが日本語で挨拶してくれた。夕飯はカレーの缶詰とミロ。カレーは電子レンジで温めて食べた。




8時間半で540km。オンロードであっても一日500km走るのは相当大変だと認識。

この日はカンガルーの死体を100体以上見かけた。今回のツーリングで一番多くカンガルーを見た日であった。




オドメーター:40492.2km~41035.8km
走行距離:543.5km
朝飯: ピザの残り (ニューキャッスル)
昼飯: スナック類 (サンディーホロー)
夕飯:宿の近くのスーパーでかったカレーの缶詰、ミロのシリアル(17ドル、ナインガン)。
宿泊:THE COUNTRY MANOR MOTOR INN (85ドル、ナインガン)

8/2の走行ルート(写真付Google Map

オーストラリアツーリング日記:4日目(8/3, 水)

出発時刻を早めるために朝6時に起床。

今日の目標は570km先の サーゴミンダ (Thargomindah) だが、途中からオフロード地帯に突入すること、昨日オンロードだけで540kmに8時間半かかったことを考慮すると、どう考えても無理っぽい、、、。サーゴミンダの一つ手前の町、ハンガーフォード(Hungerford[EO]、400km先)あたりが限界か。

モーテルの表通りに出てみると、モーテル入り口の標識が 「NO VACANCY(満室)」 になっていた。週末でもなければ観光スポットでもない町なのに満室になるとはちょっと驚いた。昨晩飛び込みで入れたのは運が良かったのかも。


出発の準備で一番大変なのはバイクへの荷物の積み込みだが、ここ数日の試行錯誤の末、積載方法がだいぶ固まってきた。

リュックを背負ったまま走ると疲れるので、リュックをシートバッグに固定した。デジ一入りヒップバッグは、シートバッグの上カバーにベルトを通して固定した。これでデジ一をだいぶ取り出しやすくなった。



先ずは200km先のバーク(Bourke)[EO]を目指す。ナインガン(Nyngan[EO])を出てすぐに小雨に見舞われるが、幸いすぐに止んだ(今回のツーリングで雨が降ったのはこの時だけ)。



ナインガンから バークまでも、ほとんど直線の舗装道路が続く。



バークの手前20kmくらいでメインタンクのガソリンが切れバイクが停止。リザーブに切り替える。これは想定していたことなので、特にあせらなかった。



バークに入ってガソリンスタンドに寄ったところ混んでいたので、先に昼飯を取ろうと町の中心部へ向かう。が、2,300m程進んだところで再びバイクがガス欠で停止。これは想定外だ。リザーブの線の下にかなりガソリンがあるように見えるので、リザーブで100kmくらい走れるものと思っていたが、20kmしか走れないのであった(もしかしたらリザーブのコックの方の穴がつまっていたのかもしれない。リザーブでどれくらい走れるかKATOさんに確認すべきであった。)。


仕方がないのでガソリンスタンドまでバイクを手で押してゆく。バークに着いてからガス欠したのは本当に幸運だった(一応塩ビパイプを持っていたので、燃料タンク内の残ガソリンを左右タンクのどちらかに寄せれば、あと数10kmは走れたと思う)。給油すると34Lも入った。オンでもオフでも燃費は20~21km/Lだったので、満タン給油だと680kmも走れることになる。

バークからアボリジニの人が多くなってきた。

カフェで昼飯。ここのハムチーズホットサンドはおいしかった。



バークを午後1時頃に出発。

バークの郊外に出て10kmちょっと、シドニーから1200km余り、遂にオフロード地帯に突入。ここからが本番だ。ハンガーフォードまでは200kmちょっと。日没までにぎりぎり間に合うか。



赤い砂で覆われた道を走る。


がちがちに固いフラットダートが深さ1、2cm程の赤い砂(ブルダスト)で覆われている。 時速40km以下だとブルダストでハンドルを取られるが、時速6~80kmで走っているとあたかも固い土の上を直接走っているかのような感じで走れる。


赤い砂と青い空の対比がすごい。日本ではお目にかかれない光景だ。




バークから走ること1時間ちょっと、距離にして68km、フォーズブリッジ(Fords Bridge)[EO]で休憩。人口30人足らずの小さな町だ。


フォーズブリッジからハンガーフォードまでは147km。


エミューを発見!これが初エミュー。




ハンガーフォードの手前50kmくらいは西に向かって走るので、夕日の逆光がまぶしい。

カンガルーが目の前を横切って、併走するという感動の一瞬に恵まれた[ツーリング動画]


時速80km程で走行中、道の左側から飛び出してきたエミューがバイクの目の前5mくらいのところを横切っていった。とっさの事で回避もブレーキもできず、エミューと目が合ったままバイクは直進したが、間一髪のところで衝突を免れる。冷や汗が吹き出る。

夕日の逆光で道の右側が見え辛いなか走っていると、バイクの右側2mくらいのところを牛が過ぎ去っていった。再び冷や汗が吹き出る、、、。



日没後まもなくハンガーフォードに到着。町の入り口にディンゴよけフェンス(全長3000km)があるので、ゲートを開けて入る。ここからはクイーンズランド州(Queensland, QLD)だ。


ニューサウスウェールズ州(New South Wales, NSW)とはこれでお別れ。



サーゴミンダはハンガーフォード から更に166km。日没後にオフロードは走れないので、素直にハンガーフォードに泊まることにする。

ハンガーフォードも人口数10人の小さな町だ。 ROYAL MAIL HOTEL[Google] というホテルがあったのでそこに入る。元気のいいおっちゃんとおばちゃんが切り盛りしている。オーストラリア訛りのためか何を言っているのかさっぱり聞き取れなかったが、とても親切に対応してくれた。


ホテルの部屋と施設を案内してもらった時、ホテルの裏手で BMW R1100GS と KAWASAKI KLX650 を見かけた。他にもライダーがいるようだ。

食堂でこのバイクの主に会う。R1100GSの主はブリズベンからやってきたというオーストラリア人青年、ジェームズ。奥さん?とのタンデムツーリング。出発して5日目という。アウトバックツーリングは初めてとのこと。KLX650の主はカナダ人青年(名前は聞き取れなかった)。 彼らは明日 サーゴミンダ 経由でイナミンカ(Innaminca)を目指すという。 「サーゴミンダまでは一緒に走らないか?出発は朝7時半だ。」ジェームズが誘ってくれた。

食堂にLANのイーサネットケーブルがあったのでノートPCに接続(有料10ドル)。 ただ、食事中にPCをいじるのは「行儀が悪い」と、食事中は使わせてもらえなかった。

夕飯後、屋外の共用シャワーを浴びる。夜でもあまり寒くない。だいぶ北上したことを実感。

シャワーからの帰り、空を見上げると満天の星空が広がっていた。天の川がはっきり見える。今回のツーリングで一番夜空が美しかったのが、ここ ハンガーフォード だった。

掛け布団がちょっと薄い。朝方寒くならないかな、、。






オドメーター:41035.8km~41449.6km
走行距離: 413.8km
朝飯: ミロ (ナインガン)
昼飯: ハムチーズホットサンド(バーク)
夕飯: Tボーンステーキ (ハンガーフォード)
宿泊: ROYAL MAIL HOTEL HUNGERFORD

8/3のルート(写真付Google Map

オーストラリアツーリング日記:5日目(8/4, 木)

案の定、朝4時頃に寒さで目が覚める。シュラフを取り出して再び寝る。

同じ方向に向かうジェームズ達は7時半頃に出発するというので、それに合わせようと6時半頃に起床。朝方はかなり冷える。部屋に暖房設備が付いていないので、シュラフにくるまったまま荷造りを行う。



ROYAL MAIL HOTELは1873年設立の歴史あるホテル。このホテルに限らないが、アウトバックでは19世紀後半のアウトバック入植時代の建物が今でも使われていることが多い。






天気は快晴。ジェームズ達は8時頃に出発していった。私は出発の準備が間に合わなかったので、すぐに追いかけると彼らに伝えて見送る。



隣の部屋に宿泊していたオージー御夫妻に写真を撮ってもらう(「写真を撮ってあげよう」と声をかけられた時、pictureが"ピッチ"に聞こえて最初分からなかった)。





ホテルの裏で満タン給油したあと、ジェームズ達に遅れること30分、8時半頃に ハンガーフォード (Hungerford)を出発。 次の町 サーゴミンダ(Thargomindah)[EO] を目指す。

町を出てすぐ、エミューが目の前を横切る[ツーリング前半動画]


サーゴミンダまでの241kmはほとんどがダート。ジェームズ達に追いつこうと意気揚々としてバイクを飛ばす。が、町を出て2km程の分かれ道で左折すべきところを誤って直進してしまう(出発を急ぐ余り、ルートの確認を怠ったのが原因。深く反省。)。誤りに気が付いて引き返したものの、距離にして約30km、時間にして30分程ロスしてしまった。 出発時刻の差も考えると、ジェームズ達よりも1時間遅れてしまったことになる。これではジェームズ達に追いつくことはまず無理だろう、、、。

無理だとは思いつつも、青い空の下の赤い道を時速90~100km程で爆走していると、やがて前方に砂煙が見えてきた。ジェームズであった。追いついた!ジェームズはタンデムライディングなので、かなり慎重に走っていた。場所によっては時速40kmほどで走っていた。

KLX乗りのカナダ人はジェームズの先を走っていた。しばらくして自分の後ろを走っているのがジェームズではないと気が付いて、引き返してきた。


まっすぐに伸びた赤い道を引き返してくるカナダ人。混乱させて申し訳ないことをした。
この後は、ジェームズ達の後ろを走り、追いつきそうになったらバイクを止めて写真を撮って距離を開けていた。

木陰で休憩。最初木陰にいる彼らに気付くのが遅れて、追い越してしまう[ツーリング前半動画]



オフロードはかなり慎重に走っていた彼らだが、オンロードは飛ばしまくっていて、付いて行くのが大変だった。




12時ちょうどに無事サーゴミンダに到着。ガソリンスタンドで給油。

ここでイナミンカ(Innamincka)へ向かうジェームズ達に別れを告げる(昼ごはんに誘ったのだが、彼らはスーパーで食糧を買い込んだ後すぐに出発するとのことだった)。イナミンカもアウトバックの中の孤立した町だ。私もイナミンカ経由のルートを検討したが、余りにも孤独そうなルートなので断念した(イナミンカ~バーズヴィルのコルディロ・ロードという道は「1日に1台車を見かければラッキー」というレベルらしい)。サーゴミンダからイナミンカまでは367km。この日のうちにはイナミンカに辿り着けなかったと思う。彼らの無事を祈る。なお、今回のツーリングで他のライダーと一緒に走ったのはこの時だけであった。

サーゴミンダのガソリンスタンドで昼飯。自家製バーガーを食べる。






サーゴミンダ の次は 195km先のクイルピー(Quilpie) を目指す。

広く真っ赤なものすごいオフロードがあった。今回のツーリングで一番印象に残っている道だ。


つむじ風が赤い砂を巻き上げる。



クイルピーまでの道の8割程は舗装路。ちょくちょくエミューを見かけた。

トゥームパイン(Toompine)ロードハウス[EO]で休憩。




Quilpieに着いたのは17時すぎ。当初の予定ではこの日はウィンドラ(Windorah)泊の予定であったが、247km先なので Quilpie に泊まることにした。インフォメーションに寄ると17時closeにも関わらず応対してくれた。インターネットが使えるホテルはないか尋ねた所、すぐ近くのBLICK HOTELの隣にインターネットカフェがあると教えてくれた。その BLICK HOTEL に泊まることにした。



クイルピーの手前3km程に「BALDY TOP」という標識が立っていた。まだ日没前だったので、ホテルに荷物を置いた後、そこに行ってみることにした。わき道に入って2kmちょっと、小さな山が見えてきた。 BALDY TOPは平原の中の小さな山。頂上までは5分もかからない。


他にも車で来ている観光客が3,4組いた。頂上から夕日に照らされた大平原を一望。



町に戻ってインターネットカフェで夕飯。ネットでざっと日本のニュースを確認。なぜかブログで新規ページの作成ができなかったので、コメント欄に書き込む[479]



Steak Works Burgerを頂く。




ホテルの部屋はちょっと狭く、いまいち快適さに欠けた。値段なり(A$45、約3800円)と言えばそれまでだが。






行程:フォーズブリッジ~サーゴミンダ~クイルピー
オドメーター:41449.6km~41859.0km
走行距離:409.1km
朝飯; ミロ (フォーズブリッジ)
昼飯: 自家製バーガー(サーゴミンダ)
夕飯: steak work burger (クイルピー)
宿泊:Brick Hotel (クイルピー)

8/4のルート(写真付Google Map

オーストラリアツーリング日記:6日目(8/5, 金)

今日の目的地は250km先の ウィンドラ(Windorah)。ウィンドラの西10kmあたりに赤い砂丘群があるので、楽しみにしていた場所のひとつ。

ウィンドラまでは舗装路なので楽勝だが、風が強い。枯れ草がころころ転がっている。



クイルピー~ウィンドラ間では鳥を多く見た。道路の右から左から、打ち上げ花火のように一斉に鳥の群れが飛び立つ様は壮観であった。





2台のバイクとすれ違う[YouTube]。もしかしたらDR650かも。BMW, KTMではないな。



ウィンドラの手前4kmにある給油の警告標識。ウィンドラの次のバーズビル(Birdsville)までは無給油区間380km。今回のツーリングでXT600ではなくDR650をレンタル[509]した理由の一つがこの区間の存在。



ウィンドラの入り口にある太陽光発電所。アウトバックの町はそれぞれの町で自家発電していることが多い(なので、小さな町だとディーゼル発電機の音が夜通し聞こえていたりする)。ウィンドラのこの太陽光発電はディーゼル発電機の燃料節約と寿命を延ばすのに役に立っているとのこと。




12時過ぎにウィンドラに到着。ツーリストインフォメーションでインターネットを使用(2ドル)。ブログに書き込み[480]



売店で昼ごはん(自家製サンド)。



ウィンドラに1軒しかないホテルが満室だったので、キャラバンパークへ。ウィンドラのキャラバンパークはキャビンがなかったので、テント泊することになってしまった。なお、今回のツーリングでテント泊したのはこの1回だけ。


周りは立派なキャラバンばかりで、テントは私一人だけであった。




テントに荷物を置いた後、ウィンドラ手前10kmくらいにあった NATURE DRIVE[534] というミニドライブコースへ行って、オフロード走行を存分に楽しむ[YouTube]




4時頃にNATURE DRIVEを出て、町の西の砂丘群へ向かう[535]。転倒1を記録[Youtube]




晩飯はキャラバンパークから徒歩5分程のパブで日替わりメニューを食べる。ウィンドラも小さな町で、町の人全員がここにいるのではと思うくらい盛況であった。

キャラバンパークのコインランドリーにコンセントがあったのでそこで各種バッテリーを充電。レモンが「持ち帰り自由」とかごに入っていたので2つもらっていく。

テントに入ってシュラフに包まる。パブの音楽がうるさい。深夜2時くらいまで鳴り響いていた。さらに、風で木がカサカサいう音がテントに雨粒が当たる音のように聞こえて、どきっとする。なかなか寝付けない。バイクを起こしたせいか全身の筋肉が痛いのに、こんな日に限ってテント泊とは、、、。


オドメーター:41859.0km~
走行距離:
朝飯: ミロ(クイルピー)
昼飯: 自家製サンド(ウィンドラ)
夕飯: 日替わりメニュー(ウィンドラ)
宿泊: Windorahキャラバンパーク(Barcoo Shire Council, 5ドル)

8/5のルート(写真付Google Map

オーストラリアツーリング日記:7日目(8/6, 土)

心配した朝方の寒さは問題なかった。2000円のテントだったが十分に役に立ってくれた。

朝7時頃にキャラバンパークの係りの人が料金(A$5, 約450円)の徴収に来た。

朝のキャラバンパーク。今日も良い天気だ。

「TREK」のロゴのトラック(アウトバックツアー[HP]のトラック)は翌日の Big Red 砂丘アタックの時にも見かけた。ウィンドラはバーズビルに向かう拠点なので、このキャラバンパークの宿泊者を次のバーズビルでもちょくちょく目にした。

私のテントの隣で立派なキャラバンに泊まっていたオージー夫妻が写真を撮ってくれた。





この日の目的地は400km先のバーズビル(Birdsville)。バーズビルまでは無給油区間、というか無人区間なので、ウィンドラ出発に前に満タン給油しておく。これからBirdsvilleに向かう車が2,3台並んでいた。

このガソリンスタンドの店番のお爺さんは盲目なので、給油量や購入物の品名や数は客の自己申告。手探りでおつりの返却やカードの支払いをやっていた。

9時すぎにウィンドラを出発。ほんとは8時に出発したいのだが、いつも9時頃になってしまう。

ウィンドラとバーズビルを結ぶバーズビルディベロップメンタルロード(Birdsville Developmental Road)は、ほぼ中間地点のベトゥータ(Betoota)までは概ね舗装路、ベトゥータから概ねオフロード。どんどん舗装化が進んでいる様だ。以前はベトゥータにロードハウスがあって給油も可能だったらしいのだが、1997年12月に閉鎖されてしまったとのこと。



これまでとは桁違いに何もなくだだっ広い景色が広がる(画像サイズ:4837x480)。



バーズビルディベロップメンタルロード沿いの数少ない山らしい山、Mt. Hendarson(画像サイズ:2116x480)。


左側の山の頂上部に穴がある。




緩やかな起伏が続く。



たまに対向車とすれちがったり、同方向の車に追い抜かれたりするが、この日は車を10数台しか見なかった。



ウィンドラから230km、ベトゥータの廃屋。バーズビルまであと168km。


バーズビルまでのオフロードはコルゲーションがほとんどなく、とても走りやすい[YouTube]。時速80kmで走行。



カンガルーやエミューすらいない。ただ、ハエは多くなった。牛もちょくちょく見かける[YouTube]



遠方に湖らしきものが見えた(Google Mapで確認したところ、ムーンダ湖(Moonda Lake)のようだ)。



数10kmおきに休憩所がある。私と同じくウィンドラからバーズビルに向かうオージーの老夫婦にリンゴを頂いた。この夫婦にはバーズビルホテルの夕御飯の時にも親切にして頂いた。バーズビルに行くのはオージーでも相当の好きモノに限られるので、アウトバックツアラー同士の連帯感みたいなものが感じられる。


ここに限らずアウトバックでは空気が全く霞まない。地平線の彼方まで、驚く程くっきりはっきり見える。




16時過ぎに無事バーズビルに到着。まずはロードハウスで休憩。私を追い抜いていったオージー達が「おぉ無事着いたか!」と声をかけてくれる。

ここでガソリンを満タン給油してしまう。これは今回のツーリングで最大の失敗であった。


この後バーズビルホテル(Birdsville Hotel[HP])で宿泊を申し込む。3泊したかったのだが、2泊しか申し込めなかった(2泊でA$250、約20,000円)。バーズビルホテルはアウトバックを代表する有名なホテルらしいので、飛び込みで2泊できただけでもラッキーか。


ホテルの裏手にある別棟の部屋に泊まる。


部屋は広く、調度品も充実していて快適。




ここバーズビルはオーストラリア最大の砂漠、シンプソン砂漠の東の玄関口。砂漠横断に挑戦する人や横断してきたツワモノが集う。定住者人口100名ちょっとの小さな町だが、アウトバックツアラーの聖地だ。




夕飯はバーズビルホテルのレストランで。週末のためか(と思ったけど、こんな所に来る人は週末も平日も関係ないか)、大勢の客でにぎわっていた。メニューの注文の仕方が分からなくてまごついていると、リンゴをくれたオージーの老夫婦が付き添ってくれた。
カンガルーサラダ。カンガルーの肉はけっこう柔らかく、おいしゅうございました。

リンゴをくれたオージー夫婦は2年前に一年かけてオーストラリアを一周したとのこと。今回は1ヶ月のドライブで、2ヶ月後に再び一年のドライブを計画中らしい。オーストラリアでは一年に必ず4週間の休暇を取らないといけない(must take 4 weeks holiday)と話していた。

レストランにいたにぎやかなオージーのおばちゃんが「バーズビルに来たなら、有名なバーズビルホテルのパブにいかなきゃだめ」と言ってパブに案内してくれた(同じ建物内)。

前日に転倒したバイクを起こしたせいで腰に痛みがあり、姿勢が微妙に変。

おばちゃんとの別れ際、「明日の朝8時に写真を撮りに行くね」言われる。



寝る前にブログに書き込み[481]。ホテルの無線LAN(有料)でネットに接続。
ここに限らず、オーストラリアはあんまりネット環境が良くない(有料、かつ、高い)と感じた。





行程:ウィンドラ~バーズビル
オドメーター:km~42601.0km
走行距離:411.0km
朝飯; ミロ (ウィンドラ)
昼飯: ?
夕飯: カンガルーサラダ (バーズビル)
宿泊: Birdsville Hotel (バーズビル)

8/6のルート(写真付Google Map

オーストラリアツーリング日記:8日目(8/7, 日)

今日もいい天気だ。ただ、朝はずいぶん冷える。

朝8時、昨晩私をバーズビルホテルのパブに連れてってくれたおばちゃんが写真を撮りにきた。この日は連泊なのでシートバッグはバイクから外していたのだが、撮影用に乗せておいた。

実は彼女もライダーであることが判明。彼女の携帯に入っていたバイクの写真を見せてもらう(BMW F800Sだったかな)。



さて、この日は本ツーリングで一番楽しみにしていたBig Redアタックの日。このためにバーズビルまでやってきた。
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が、536,537項で書いたとおり、Big Redより手前の砂丘に阻まれて引き返すことになってしまった。

本項末尾の Google Mapに Big Redの位置にマーカーを置いてみた。あと一つか二つの砂丘越えでBig Redにたどり着けたような感じもするし、まだまだ遠かったという気もする。いや、遠いな。



予定より早くバーズビルに戻る。とりあえずバーズビルロードハウスで飲料を買って休憩。

さて、これからどうしたものか、、、

と、一人のオージー女性がやってきた。「時間があるなら町を案内してあげるよ」と誘ってくれたので、お言葉に甘えることにした。彼女の名はTammy。ゴールドコーストの近くの Kingscliff という町からやってきて、3ヶ月前からバーズビルホテルで働いているとのこと。実は昨晩の夕食時にカンガルーサラダのオーダーを受け付けれくれたのが彼女なのであった(なので、彼女の方が私のことを覚えていて声をかけてくれた)。
Tammyに案内してもらった、バーズビルの東側入り口付近のアボリジニー地区で撮影。

私がBig Redに行こうとしたが行けなかったことを話すと、キャラバンパークでBig Red行きツアーをやっていないか問い合わせてくれたり、色々親切にしてくれた。



Tammy と別れた後、バイクでバーズビル周辺を見て回る。

Bakery。ずばりパン屋さん。Tammyに勧められて行ってみたのだが、既に閉店していた。



近くの池の「ペリカンポイント」という展望所。ペリカンはいなかった。



ディアマンティーナ川(Diamantina River)。多数の野鳥がいる。



ペリカンはいなかったが。



バーズビルの競馬場。ここでは毎年9月にBirdsville Races[Wikipedia]という競馬が開催される。去年はちょうど競馬の時期に町が洪水に見舞われ、一週間程外部から孤立してしまったとあるオージーが話していた(大勢の観光客がいるにもかかわらず町中の食料が尽きて大変だったらしい)。




バーズビルホテルに戻って夕食。日替わりメニューを注文。Tammyを探したがいなかった。


食べ終わった後、パブに行くとTammyがいた。今日は非番なのであった(だから私を案内できた訳だ)。
明日はバーズビルトラックを経てマンゲラニー(Mungerannie)に向かうつもりであることを話すと、今日マンゲラニーからバーズビルに来たという二人組と、明日マンゲラニーに向かうという二人組を紹介してくれた。マンゲラニーから来た二人組の話によると、マンゲラニーまでの道路のコンディションは良いとのこと。アウトバックの道の状況は変わりやすいので、こういった情報はありがたい。マンゲラニーに向かう二人組は出発時刻が遅く、私の後ろを走ることになりそうだった。バーズビル~マンゲラニー間は無人地帯なので、見知っている人が後ろに控えていると心強い。

この後、パブにいたドイツ人女性+イタリア人男性 vs 私+Tammy の日独伊豪の混成チームでビリヤードを楽しむ。





オドメーター: 42687.4km
トリップメーター:86.3km
朝飯:チーズクラッカー(バーズビルホテル)
昼飯:チーズクラッカー(シンプソン砂漠)
夕飯:オージービーフ(バーズビルホテル)
宿泊:バーズビルホテル(連泊)

8/7の走行ルート写真付Google Map

オーストラリアツーリング日記:9日目(8/8, 月)

朝、ホテルのフロントでもう1泊可能かどうか聞いてみたが、やはり満室とのこと。Big Redが心残りであるが、バーズビルを去ることにした。

今日も良い天気だ。部屋の前でバイクに荷物を積み込んでいると、Tammyがやって来た。彼女は10月くらいにKingscliffの実家に戻るとのこと。ここで彼女に別れを告げる。


ちなみにオージーが別れの際に言う言葉はもっぱら「see you (later)」で、「good bye」はほとんど聞かなかった。もう2度と会うことはないだろうという状況において「see you later」と言われる(もしくは、言う)のは最初は違和感があった。

朝9時にバーズビルホテルを出発。今日は(も)8時出発を目指したんだがなぁ、、。


Bakery に立ち寄り、昼飯用のハンバーガーを買う。

今日の目的地は315km先のマンゲラニー。バーズビルトラックを走る。

町を出てた所にある道路状況の標識でなぜかマンゲラニーへの道が CLOSED になっている[YouTube]

昨日パブで会った二人組みは道路コンディションは良いといっていたのに。昨晩のうちに雨が降ったとも思えないが、、、。

急いで町へ引き返しPoliceへ行くが無人であった。それではとツーリストインフォメーションに向かう。受付の方にマンゲラニー行きのルートがCLOSEDになっていることについて問い合わせる。「電話して確認するから20分程待って」ということなので、インフォメーション内のインターネット端末でブログに書き込み[483]。このPCには日本語フォントが入っていなかったので、日本語は全く読めなかった。

しばらくして受付に戻るとTammyがいた(こうゆうことがあるから「see you later」なのか)。Tammyが受付の方が言ったことをゆっくりと言い直してくれた。「CLOSED になっていたのはmistake」とのこと。再びTammyに礼と別れを告げる。

インフォメーションを出発しようとしたとき、小型バスのオージーのグループが来た。珍しげに私の写真を撮っていく。そのうちの一人が話しかけてきた。

「私は日本からの交換留学生を受け入れているんだ。息子も日本(前橋)に留学して、私も日本に行ったことがあるよ。四国、北海道にいった。アサクラ(赤倉?)でスキーもした。息子は日本人女性と結婚して、今は大阪に住んでる。孫もいる。私は実はニュージーランド出身だ。だから孫は1/4キーウィの血が入っているんだ。ニュージーランドは日本と似た国だ。いいところだから今度ぜひ行ってくれ。」
この時私はヘルメットをかぶっていたが、サンドフラッグの国旗を見て私が日本人と分かったっぽい。今回のツーリング中、この方のように親類が日本人と結婚したというオージーに何人か遭遇した。



町を出ると、今度は「OPEN」になっていた。町を出てまもなくT字路を右折、バーズビルトラックを南下。パブで会った二人組は先に行ってしまってないだろうな、、、。

バーズビルトラックはバーズビルとマーリー(Marree)を結ぶ全長519km、全線オフロードのトラック。ティラリ砂漠、スタートストーニー砂漠[Wikipedia]の2つの砂漠を縦断し、途中にはマンゲラニー(バーズビルから315km)にホテル[Homepage]が1件あるだけ。

バーズビルトラックに入って10km程で南オーストラリア州(SA)に入る。SAに入ると路面が荒れてくる。コルゲーションが小石で覆われていて、振動が酷い。速度を時速80km程に上げても振動が収まらず、手が疲れる。また、向かい風が強く速度を維持するのが難しい。更に、昼になっても寒い。防風インナーを脱げない。




南北に延びる砂丘の間を地平線に向かって走る。





「Enjoy the Birdsville Track」


オージー達と話していると良く「(Are you) enjoying?」と聞かれる。
答えはいつも「Of course, I'm enjoying this fantastic country!」だ。



地平線の彼方に、、、。

蜃気楼だ、、、。

気が付けば、遠方のあちこちに蜃気楼が見えた。





途中で後ろに車が追いついてきたので、道を譲る。[YouTube]

多分、昨晩バーズビルホテルのパブで会った二人組だ。

アウトバックのど真ん中で昼飯。





マンゲラニーのすぐ手前でマンゲラニーギャップ(Mungeranie Gap)[EO]という丘陵地帯を通り抜ける[YouTube]







3時半頃にマンゲラニーに無事到着。


ここはホテルとキャンプ場があるだけ。先ずはホテルで宿泊の手配。シングルルーム(A$65、約5600円)を申し込む。このホテルのマスターは思わず「尊師」と呼んでしまいそうな風貌をしている。私がホテルの外で写真を撮っていると中から出てきて、私の写真を撮ってくれたり、バーのカウンターの中に入れくれたりとサービス精神旺盛であった。

ホテルのバーには例の二人組もいた。彼らはキャンプ場泊であった(車の屋根の上にテントを張っていた)。
「おそかったな」
「途中で写真をいっぱい撮ってたので時間がかかった」

バーにいた別の人から、マンゲラニーからマーリーに行く途中でフェリーに乗るとの情報を得る。

部屋に案内してもらったとき、「プールがあるから入るといいよ」と言われたので行ってみる。 硫黄臭がしたので本物の温泉だ(水着着用)。

オーストラリアに来て湯に浸かるのはこれが初めて。とても気持ちいい。腰の痛みが和らいだような気がする。

このプールの2m向こうは川なのだが、こんな看板があった。

・・・・・もしかしてこのプールはとっても危険なのでは??それともあの尊師のジョークか?



夕食はホテルのレストランでチキンの胸肉にチーズとトマトのソースがかかったもの。とてもおいしい。


今回のツーリングでは、全般的に食事で困ることはなかった(ハンバーガー類ばっかり食べていて言うのもなんだが)。宗主国イギリスや、同じイギリスからの移民の国であるアメリカは食事の評判が良くないのに不思議だ。





オドメーター:43026.5km
走行距離:339.0km
朝食: ? (バーズビルホテル)
昼食: バーズビルのBekary製ハンバーガー(バーズビルトラック)
夕食: チキンの胸肉&チーズとトマトのソース(マンゲラニーホテル)
宿泊: マンゲラニーホテル(65ドル)

8/8の走行ルート(写真付Google Map

オーストラリアツーリング日記:10日目(8/9, 火)

今日も良い天気だ。マンゲラニーホテルを裏側から一望。


マンゲラニーホテルで給油してから出発。次の町はバーズビルトラックの終点マーリー(Marree)。204km先だ(今回はクーパークリークの迂回路に入ったので、実際には250km程になった)。




マンゲラニーからの道は始めは走りやすかった。風もなく、90km/h程で走行。ただ、やっぱ寒い。手がかじかんでくる。




しばらくすると、直進路がclosedになっていて、左への迂回路に入る。この迂回路は砂がやや深い、コルゲーションが酷い、道幅が狭い、アップダウンや急カーブが連続、と非常に走りにくい(砂地走行に慣れると楽しそうな道ではある)。


しばらくすると右手遠方に湖(Cooper Creekの一部?)が見えてきた。




更に走ると、フェリー乗り場に到着。幅50m程のクーパークリーク(Cooper Creek)をフェリーで渡る。


フェリーといってもいかだにエンジンが付いただけのようなもの。1度に車は1台しか運べないので、車3,4台の順番待ちの行列ができていた。


私の前の車のオージー曰く「ここに水がたまるのは20年ぶりだ。君はラッキーだよ。」。
別の男女二人組みが話しかけてきた。「エアー湖(Lake Eyer)の遊覧飛行に興味はないかい」。ウィリアムクリーク(William Creek)で乗るつもりだと答えると、彼らはそのウィリアムクリークの遊覧飛行のパイロットだと話してくれた。

そんな感じでオージー達と話をしながら待っていると、対岸に3台のバイクがやって来た。

私は前の車と一緒に乗船。5分程度の船旅を楽しむ[YouTube]


対岸にいた3台のバイク乗りに挨拶に行く[YouTube]

彼らはブリズベンからやってきたというオージー3人組。

このBMW Dakarは走行距離が30万km (300 thousand)を超えるという。恐るべき耐久性だ。30万kmってどんだけツーリングしてんだと思ったが、ここオーストラリアだったらそれも不思議ではない。




クーパークリークを越えると緑が多くなってきた。ハエも一段と多い。ただ、カンガルーやエミューは(死体も含めて)見なかった。ウィンドラ以降見てない気がする。




前方に2つの影が見えた。


チャリダーだ、、、[YouTube]。バーズビルトラックをチャリで走るなんて、、、。

クーパークリークの先の砂道は相当に苦労するだろう。無事と健闘を祈る。



午後2時頃に無事マーリーに到着。フェリーの待ちがあったためか、思ったより時間がかかった。次の町ウィリアムクリークは200km先。頑張れば今日中に行けなくもなさそうだが、日没ぎりぎりになるし、ここに泊まることにする。。

マーリーホテルに行って宿泊の申し込み。ホテルのフロントの爺さんはオージー訛りのためか、何を言っているのかさっぱり分からない。とりあえず「あんまり高くないシングルルームに1泊」と伝える。


1泊A$100(約8100円)のキャビンに宿泊。


シャワー・トイレ付きで、なかなか良い部屋。バスルームのファンの音がうるさかったが。




キャビンに荷物を置いた後、遅い昼飯を食べにガソリンスタンドへ。

KTM軍団に遭遇[YouTube]。耳栓をくれた。


ミートパイ。これもおいしかった。


地図を広げながらミートパイを食べている最中、マンゲラニーホテルの夕食時に見かけたオージー夫婦に再会。彼らはケアンズのすぐ北のクックタウン(Cooktown、町の名はかのジェームズ・クックが1770年に着岸したことに由来)から来たデービッドさん夫妻。デービッドさんは2~4年毎に引越し&転職してオーストラリアの各地を転々としているという「究極の旅行者」だ。これまでに住んだことがある場所はタスマニア島も含め(*1)オーストラリア全土に渡る(元々は二人ともメルボルン出身とのこと)。そのデービッドさんが地図を見ながら、今後のルートのアドバイスをしてくれる。
・エアーズロックよりもオルガス(カタジュタ)の方がいい。
・キングスキャニオン、カカドゥもぜひ行くべき。
・時間があればダーウィンの北の Tiwi Island も行くといいよ(デービッドさんは住んだことがあるとのこと)

デービッドさんはマーリーから南に向かったため会ったのはこの時が最後になったが、9月中旬にデービッドさんからメールが来た。
Subject: konnichi wa

Greetings
You may remember we met when we were travelling from Birdsville to Marree and we spoke together at the Marree roadhouse where you gave us your email address.
We hope you enjoy your journey through Australia and hope we meet again one day when we visit Kyoto.
We have been home now for three weeks and are back at work.
We wish you a safe and enjoyable trip. It was a pleasure to meet you.
Kind regards

嬉しいなぁ。ぜひ京都に来てほしいな([2013/08/10追記] 2013/08/09に、京都に来たデービッドさんご夫婦に再会[648])。

なお、デービッドさんの言葉はとても聞き取りやすかった(気を使ってゆっくり話してくれたのかもしれないが)。



この後、マーリーの街中をぶらぶらする。

ツーリストインフォメーションのネット端末から書き込み[484]



ここマーリーは (Old) Ghan鉄道[Wikipedia]というポートオーガスタからアリススプリングスまでを結ぶ鉄道の経由地であった。マーリーの路線は今は廃線になっていて、アデレードから新しい Ghan鉄道がダーウィンまで延びている(総延長2、979km、2泊3日かかる)。






キャビンに戻ってくつろいでいると、ドアをノックする音が。出てみると、女性からCensus という調査票を渡された。どうも旅行者の動向を調査するためのものらしく、オーストラリア全土でいっせいに行われているようだ。調査項目は50項目以上あった。正直めんどくさかったが、世話になっている国なのでできる限り答えておいた。



夕食はマーリーホテルのダイニングで。
混んでいたので、アデレードから来たという3人のオージー老紳士と同席となった。3人とも元バイク乗りという。
「バイクでオーストラリアを周るには、老いすぎた。」
「今回は2WDの車でマンゲラニーまで往復。」
「エアー湖に水がたまるのは久しぶりだ。」
「オルガスはウルルよりもいい。風の谷では風が走る音が聞こえる。」
「2,3年前の夏に上下黒ずくめのライディングウエアを着た日本人ライダーが暑さのため死んだ」
「Censusは"Japanese"とだけ書いておけばいいよ」
などなど。

ダイニングの端っこで、ノートPCをLANケーブルにつないでいる女性がいた。ノートPCを持ってくればネットが使えるっぽかったが、めんどくさいのでやめた。





オドメーター:43280.0km
走行距離:253.4km
朝食:?(マンゲラニーホテル)
昼食:ミートパイ(マーリーロードハウス)
夕食:?(マーリーホテル)
宿泊:マーリーホテルのキャビン(A$100)

8/9の走行ルート(写真付Google Map



(*1) [2013/08/10修正] 2013/08/09に再会してお話を聞いたところによると、タスマニアは旅行で行ったことはあるが寒いので住んだことはないとのことであった。

オーストラリアツーリング日記:11日目(8/10, 水)

今日もいい天気だ。雲ひとつない。


出発の準備を整え、キャビンのキーとCensusを返しにホテルのフロントに向かうと、ホテルの表にマスターの爺さんがいた。ホテルの前に止まっていたチャリを指して曰く「オランダ人のものだ」。

そのチャリには前後輪の両側にも荷物が固定されていて、重装備であった。ここからどかこへ行く、or どこかからここに来た、のいずれにしても500kmを越えるオフロードを走ることになる。昨日ここに来る途中でも二人の2チャリダーとすれ違ったが、まだまだクレイジーな野郎がいるもんだ、、、(と思ったが、間違っていたことがすぐに判明する)。



今日の目的地は200km先のウィリアムクリーク。ウドナダッタトラック(Oodnadatta Track)を北上する。

ウドナダッタトラックはここマーリーとスチュアートハイウェイ沿いのマーラ(Marla)を結ぶ全長620km、全線オフロードのトラック。途中はほぼ200km間隔でウィリアムクリーク、ウドナダッタの2つの町があるだけで、あとは無人地帯。

8時20分頃に出発。ホテルの前を通るとチャリは既になかった。さて、チャリの主は何処へ向かったのか、、。ウドナダッタトラックか、バーズビルトラックか、それともマーリーの南に行ったか。



町を出るとすぐに前方にチャリが見えた。いた!あれがクレイジー野郎か、、。


どんな奴かと思って追い抜きざまに手を振った時に誤りに気づいた。


女性だった。

昨日の夕食時にマーリーホテルのダイニングの隅でノートPCを使っていたのは彼女であった。

彼女曰く「ウィリアムクリークに着くのは明後日。今日はブッシュキャンプね。水が重くて大変。写真撮っていい?」
ってことで、お互いに写真を撮りあう。

後日8/26にカカドゥでWorld Bikerと称するクレイジー野郎[497] に会った時に、「マーリーの近くでオランダ人女性のチャリダーに会ったよ」と話すと「赤毛か?だったら俺の友人かもしれない」と言っていた。これはもしかしたら、、、。

(2014/06/07追記)
2014/06/05にひょんなことから、この女性と連絡が付いて、この時撮り合った写真を頂けた[714]。自分自身が写った写真はほとんどないので、とてもありがたい。
vfr800hu_taken_by_cyclingdutchgirl_20110810.jpg



最初は路面状況・風とも良く、90km/h程で走行。

ただやっぱ寒く、指先が痛くなる程。

寒いにもかかわらず蜃気楼が見えた。なんか不思議。



ここウドナダッタトラックでもカンガルー、エミューは見かけなかった(牛はいた)。



エアー湖(南)の展望台があったので立ち寄る。寒さで全身の震えが止まらない。


他の車に続いて湖畔まで下りる。


水際を歩くとずぶずぶと足が沈んでゆく。これは危険だ、、、。






更に途中で、丘の上から水が湧く不思議な泉、Mound Springs[511] に立ち寄る。



これは干上がった湖だろうか。

下に下りる道があったので行ってみたかったが、ずぶずぶずぶっと沈んでしまう危険性があるので断念した(車が走った跡が一つあったが)。

(画像サイズ 3662 x 480)




午後1時過ぎに無事、ウィリアムクリークに到着。数年ぶりにエアー湖に水が張ったとのことで、観光客が多かった。


ウィリアムクリークホテルで宿泊の手配。


いつも通り「あんまり高くないシングルルーム」と頼むと、A$35(約3000円)のキャビンに泊まることになった。


・・・値段なりとはいえ、ちょっと貧相な部屋だな、、。


ホテルのバーで昼飯に自家製バーガーを頂く。とてもおいしい。


バーの天井には多数の帽子が吊り下げられていた。ここに限らず、バーズビルホテル、マンゲラニーホテルでもこんな感じであった。




昼食後、遊覧飛行の申し込みに行く。エアー湖+ペインテッドヒルの2時間のコースに申し込もうとしたのだが、今日は満杯なので、明日の11時のフライトになるという。11時となると明日ここを出発できるのは早くても午後1時となるな、、。次の町ウドナダッタまでは200km。まぁ午後1時発でもなんとかなるか。ちゅうことで11時発で申し込む。明日は10:45に来てくれとのこと。



時刻は2時半といささか中途半端な時間。ウィリアムクリークにいても何もすることがないので(ウィリアムクリークは、ホテルと遊覧飛行のオフィス以外何もない)、エアー湖のハリガン湾(Halligan Bay)に行くことにした。片道70kmと時間的にはぎりぎり。

ウドナダッタトラックをマーリー側に10km程引き返し、そこからエアー湖に向かう東行きの道に入る。


道の入り口付近に 無人のEntrance Permit 申請所がある。申請料はA$9だが、小銭の持ち合わせがなかったのでA$10を添えて申請書をポストに投函。


ハリガン湾までの60kmの道のコンディションは劣悪であった。硬いボコボコの路面、コルゲーション、砂が深い道、とバイクへのダメージが心配になる[YouTube]。最後の湖畔沿いの道はあちこちが陥没していた。


1時間半程かかって終点のハリガン湾に到着。キャンプ場があり、5,6台のキャラバンがいた。


湖自体はあまり美しいとは言えないな、、。

ここは海抜 -15mで、オーストラリアで一番低い場所。

ハリガン湾を出発したのは4時半頃。日がだいぶ傾いていた。まずい。暗い中で走れるような道ではないので、帰りはバイクへのダメージを省みず、とにかく飛ばしまくる[YouTube]

この時の走りで、コルゲーションや深い砂の道は速度を上げたほうが快適&安定して走れることに気付き、また、悪路走行の腕もかなり上達した。

ウィリアムクリークホテルに戻ったら、ハイドレーションシステムの飲み口の部分がなくなっていることに気付く。ハリガン湾からの帰りに落としたらしい、、。走行中にペットボトルから給水できるので、重宝していたのに、、。


夜、ホテルでシャワーを浴びていると、頬を伝わる湯がしょっぱい。今日はそんなに汗をかいたかなぁと思ったら、お湯自体がしょっぱいのであった。





オドメーター:43634.6km
走行距離:354.6km
朝食:?(マーリー)
昼食:自家製バーガー(ウィリアムクリークホテル)
夕食:garfishフライタルタルソース掛け(ウィリアムクリークホテル)
宿泊:ウィリアムクリークホテル(A$35)

8/10の走行ルート(写真付Google Map
プロフィール

vfr800hu

Author:vfr800hu
元々は'06 北海道ツーリングを現地からレポートするために始めたブログ。今は、1に景色、2にソフトクリーム、3に温泉で回ったツーリングの記録。
更新頻度が極めて低いので気長によろしくお願いします。

2011年7月29日~8月27日の約4週間、オーストラリアをツーリング(シドニー~ダーウィン、9000km)

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